かわら‐がよい【河原通ひ】
江戸時代、京都四条河原の芝居町・茶屋町へ芝居見物と称して若衆買いに通うこと。「毎日の—に」〈浮・胸算用・三〉
かわら‐けつめい【河原決明】
マメ科の一年草。原野や道端に生え、高さ30〜60センチ。葉は羽状複葉。8〜10月、黄色の小花をつけ、広線形の豆果ができる。全草を茶の代わりにする。ねむ茶。豆茶。浜茶。
かん【甘】
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]あまい あまえる あまやかす うまい あまんずる 〈カン〉 1 味があまい。「甘味」 2 おいしい。うまい。「甘美・甘露」 3 満足する。気に入る。...
かん【鐶】
1 机・たんすなどの引き出しにつける金属製の取っ手。 2 切れ目の入った鉄の輪で、茶釜の両耳に差し入れて釜の上げ下ろしに用いるもの。 3 紋所の名。1の形を図案化したもの。鐶桐(かんぎり)・鐶雀...
かん‐ごり【寒垢離】
寒中に冷水を浴びて心身を清め、神仏に祈願すること。「—をとる」《季 冬》「—にせなかの竜の披露かな/一茶」→垢離(こり)
かん‐さく【漢作】
中国産の茶入れのうち、最も古いもの。宋・元代に製作されたものとみられる。
かんざき【神埼】
佐賀県東部にある市。稲作やイチゴ・茶の栽培が盛ん。東隣の吉野ヶ里町との境に吉野ヶ里遺跡がある。平成18年(2006)3月に神埼町・千代田町・脊振(せふり)村が合併して成立。人口3.3万(2010)。
かん‐しょう【喚鐘】
1 勤行(ごんぎょう)や法会(ほうえ)などの開始を報じる小形の梵鐘(ぼんしょう)。半鐘。 2 茶の湯で、用意が整って客に入室を合図するために鳴らす鐘。
かん‐す【鑵子】
1 青銅・真鍮(しんちゅう)などで作った湯沸かし。 2 茶の湯に用いる茶釜。関西では羽のある形のもの、関東では弦(つる)のある形のものをいう。
かん‐つき【鐶付】
茶釜の、鐶を通す耳。鬼面(きめん)・遠山・松笠・茄子(なす)などの形がある。