カダイフ【(トルコ)Kadayıf】
小麦粉やトウモロコシ粉を原料とした、極細の麺生地。トルコやギリシャでは焼き上げたものにシロップなどをしみこませ、菓子とする。また、フランスでは、衣として包み揚げ料理などにも用いる。
カップケーキ【cupcake】
カップ形の型で焼いた洋菓子。
カヌレ【(フランス)cannelé】
《縦溝をつけた、の意》フランス、ボルドー地方の伝統的な焼き菓子。形は小形の王冠形、外側は焦げ茶色で堅いが、中は黄色でしっとりしている。カヌレドボルドー。
かのこ‐もち【鹿の子餅】
餅菓子の一。餅や求肥(ぎゅうひ)などを包んだ赤小豆(あかあずき)のさらし餡(あん)の上に、蜜煮した小豆粒をつけたもの。江戸時代から知られ、関西では小倉野(おぐらの)ともいう。隠元豆を用いるものは...
か‐べ‐す
歌舞伎などの芝居小屋で、菓子・弁当・鮨(すし)のこと。江戸時代から大正期まで、芝居茶屋に立ち寄らない中等の客は、この三品だけを取り寄せる習慣であった。そのため、質素な客を揶揄(やゆ)する語として...
かみなり‐おこし【雷粔籹】
江戸浅草の雷門前で売りはじめたおこし。大阪のあわおこしに対する東京名物菓子。
から‐くだもの【唐果物/唐菓物】
奈良・平安時代に、唐からその製法が伝わった菓子。粳米(うるちごめ)・もち米の粉や小麦粉に甘葛(あまずら)の汁などを加えてこね、果物の形などに作って油で揚げる。唐菓子(からがし・とうがし)。
から‐ちゃ【空茶】
茶菓子を添えないで、茶だけを人に出すこと。また、その茶。
から‐とう【辛党】
菓子などの甘いものよりも酒のほうを好む人。左党。⇔甘党。
カラメル【(フランス)caramel】
《「キャラメル」とも》糖類を熱して作る、飴(あめ)状の褐色の物質。菓子・料理や、ウイスキー・ビールなどの風味づけや着色に用いる。