あき‐はぎ【秋萩】
萩のこと。秋に花が咲くところからいう。
お‐はぎ【御萩】
1 《萩の餅(もち)をいう女房詞から》もち米、またはもち米とうるち米とをまぜて炊き、軽くついて丸め、小豆餡・きな粉・すりごまなどをまぶしたもの。彼岸に作る。ぼたもち。はぎのはな。 2 醜い女の意...
き‐はぎ【木萩】
マメ科の落葉低木。山野に自生。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏から秋まで蝶形の花を多数つける。花は旗弁が淡黄色、翼弁が紫色。
こ‐はぎ【小萩】
小さい萩。また、萩。《季 秋》「垣荒れて犬踏み分くる—かな/闌更」
しながわ‐はぎ【品川萩】
マメ科の二年草。海岸に生え、高さ60〜70センチ。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、黄色の小花を総状につける。中国の原産。名は東京の品川に野生していたことによる。箙萩(えびらはぎ)。
しら‐はぎ【白萩】
1 白い花の咲くハギ。ミヤギノハギの変種といわれるシロバナハギなど。《季 秋》「—のしきりに露をこぼしけり/子規」 2 ヌマトラノオの異称。
じつろくせんだいはぎ【実録先代萩】
歌舞伎狂言「早苗鳥伊達聞書(ほととぎすだてのききがき)」の通称。
せんだい‐はぎ【仙台萩】
マメ科の多年草。東北地方以北の海岸に自生。茎は直立し高さ40〜80センチ。葉は互生する。3〜5月に黄色の蝶形花をつける。《季 春》
せんだいはぎ【先代萩】
歌舞伎狂言および浄瑠璃の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の通称。
たかはぎ【高萩】
茨城県北東部の市。明治以後、常磐炭田の炭鉱町として発展。製材・製紙や肉牛飼育が盛ん。人口3.1万(2010)。