しるけ‐く【著けく】
《形容詞「しる(著)し」のク語法》いちじるしいこと。「神奈備(かむなび)の浅篠原(あさじのはら)の愛(うるは)しみ我(あ)が思ふ君が声の—」〈万・二七七四〉
しる・し【著し】
[形ク] 1 はっきりしている。際立っている。しろし。「大伴の遠つ神祖(かむおや)の奥つ城(き)は—・く標(しめ)立て人の知るべく」〈万・四〇九六〉 2 (多く「…もしるく」の形で)聞いたこと思...
しろ・し【著し】
[形ク]《「しろ(白)し」と同語源》「しる(著)し」に同じ。「又—・く院がたへ参るよしを言ひて」〈保元・上〉
ちゃく【着/著】
[名]目ざす場所に行き着くこと。到着。「東京—一〇時の列車」⇔発(はつ)。 [接尾]助数詞。 1 到着の順番を数えるのに用いる。「三—で銅メダルを獲得した」 2 衣類などを数えるのに用いる。...
ちゃく【著】
⇒ちょ
ちゃく‐しゅ【着手】
[名](スル) 1 ある仕事に手をつけること。とりかかること。「研究に—する」 2 (「著手」とも書く)刑法で、犯罪の遂行に直接関係のある行為にとりかかること。 3 囲碁・将棋などで、石を置いた...
ちゃく・する【着する/著する】
[動サ変][文]ちゃく・す[サ変] 1 ㋐目的地に行き着く。到着する。「浦賀に—・するや否や」〈福沢・福翁自伝〉 ㋑付着する。ぴったりと付く。「衣服に泥が—・する」 ㋒《古くは「ぢゃくする」》あ...
ちょ【著】
1 書物を書きあらわすこと。また、その書物。著書。「新進作家の—になる書物」 2 明らかであること。「微を見ること—の如くなったならば」〈中島敦・名人伝〉
ちょ【著】
[音]チョ(呉)(漢) チャク(漢) ジャク(ヂャク)(呉) [訓]あらわす いちじるしい つく つける [学習漢字]6年 〈チョ〉 1 書きつける。書物にあらわす。「著作・著者・著述・著書・...
ちょ‐げん【著減】
[名](スル)極端に減ること。激減。