かげ‐うら【陰裏/蔭裏】
日光の当たらない所。影裏(えいり)。
翳(かげ)があ・る
表に現れてはいないが、陰気な感じがする。「笑顔だがどことなく—・る」→陰(かげ)5
かげききょう【蔭桔梗】
泡坂妻夫の短編小説。下町の紋章上絵(うわえ)師を主人公に職人の世界と男女の機微を描く。平成2年(1990)刊行。同年、第103回直木賞受賞。
かげ‐こ【陰子/蔭子】
1 人知れずこっそりと目をかけてかくまう子。「そでかけて言はぬ先より人知れず君が—になりねとぞ思ふ」〈相模集〉 2 「陰間(かげま)」に同じ。「大坂の色さわぎ、天職より十五(かこひ)まで買ひあげ...
かげのすみか【蔭の棲みか】
玄月の短編小説。平成11年(1999)発表。同年、第122回芥川賞受賞。大阪の下町にある在日韓国・朝鮮人集落の変容を描いた。