いん【蔭】
[人名用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ 〈イン〉 1 草木のかげ。日陰。「樹蔭・緑蔭」 2 他人の助け。おかげ。「庇蔭(ひいん)」 3 父祖の功で官職につくこと。「蔭官」 ...
お‐かげ【御蔭/御陰】
1 他から受けた力添え・恩恵。また、神仏の助け。加護。「—をこうむる」 2 ある物事がもたらすよい結果。皮肉の気持ちをこめて、悪い影響についていうこともある。「熟睡した—で気分がいい」「残業が多...
おん【陰/飲/隠/蔭】
〈陰〉⇒いん 〈飲〉⇒いん 〈隠〉⇒いん 〈蔭〉⇒いん
かげ【陰/蔭/翳】
《「影」と同語源》 1 物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。「木の—で休む」 2 物の後ろや裏など、遮られて見えない所。裏側。「戸の—に隠れる」「月が雲の—にかくれる」 3 その人のいない所...
きよはら‐の‐としかげ【清原俊蔭】
宇津保物語の登場人物。唐へ渡る途中、波斯(はし)国に漂着、仙人から七絃琴の秘曲と宝琴を授けられて帰朝。→京極上(きょうごくのうえ)
こ‐かげ【小陰/小蔭】
ちょっとした物陰。
こ‐かげ【木陰/木蔭/樹蔭】
樹木の下の、日の光や雨の当たらない所。「—でひと休みする」
し‐いん【資蔭】
父祖の功労のおかげで子孫が官位を与えられること。
じゅ‐いん【樹陰/樹蔭】
樹木のつくる日陰。こかげ。「—に憩う」
たにまにて【谷間にて】
《原題In the Shadow of the Glen》シングの処女戯曲。アラン諸島の民話をもとに、アイルランドの農民を描く。1903年初演。谷間の蔭にて。