いん‐とう【淫蕩】
[名・形動]酒色にふけってだらしがないこと。また、そのさま。「—な生活」
こう‐とう【浩蕩】
[ト・タル][文][形動タリ]広広として大きなさま。「大空は風濁りなし果てもなく—として歎きに暮れぬ」〈前田夕暮・収穫〉
しゅんぷう‐たいとう【春風駘蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 春風がのどかに吹くさま。「—たる穏やかな日和」 2 物事に動じないで余裕のあるさま。ゆったりとのんびりしているさま。「—たる大人(たいじん)」
しんぞう‐しんとう【心臓震盪/心臓震蕩】
野球ボールが胸に当たるなどの胸部に受けた打撲がもとで、重度の不整脈である心室細動が起こった状態。若年者に多く、健康な子供でも起こる。治療は、自動体外式除細動器(AED)などを使用して除細動処置を...
しん‐とう【震蕩/震盪/振盪】
[名](スル)激しく振り動かすこと。また、揺れ動くこと。「怒りに全身を—させる」「脳—」
そう‐とう【掃討/掃蕩】
[名](スル)残らず払い除くこと。勦討(そうとう)。「腐敗政治を—する」「—作戦」
たい‐とう【駘蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 さえぎるものなどがなく、のびのびとしているさま。「復讐の挙を全然忘却した—たる瞬間を」〈芥川・或日の大石内蔵助〉 2 春の情景などが、平穏でのんびりとしている...
てっ‐とう【跌宕/跌蕩】
[名・形動]細かいことにこだわらないこと。のびのびとして大きいこと。また、そのさま。「—を極める」「—なる情況なんどを写しいだすに適わぬ由あり」〈逍遥・小説神髄〉
とう【蕩】
[音]トウ(タウ)(漢) [訓]とろける とろかす 1 揺れ動く。ゆらゆら動かす。「蕩揺/漂蕩」 2 酒色などにおぼれる。締まりがない。「蕩児/淫蕩(いんとう)・放蕩・遊蕩」 3 豊かに広がって...
とう‐とう【蕩蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 はてしなく広いさま。「瓢々—として窮まるところを知らず」〈独歩・悪魔〉 2 心のやすらかでゆったりしているさま。「王者の民—たりと云う句の価値を始めて発見する...