しょう‐び【薔薇】
ばら。いばら。そうび。《季 夏》
しょうび‐すい【薔薇水】
香料の一。バラの花びらからとった油と蒸留水との混合物を濾過(ろか)した淡黄色の透明液。
そう‐び【薔薇】
1 バラ。バラの花。しょうび。《季 夏》 2 襲(かさね)の色目の名。表は紅、裏は紫。
ばら【薔薇】
バラ科バラ属の低木の総称。特に、観賞用に改良された園芸品種。枝にとげがあり、蔓(つる)状となるものもある。葉は羽状複葉。萼(がく)・花びらとも5枚が基本で、重弁もある。花は香りが強く、咲く形から...
ばら‐いちご【薔薇苺】
バラ科の落葉小低木。山地に生え、高さ約40センチ。茎にはとげがあり、二、三対の小葉からなる羽状複葉がつく。7月ごろ、白い5弁花を開き、赤い実をつける。みやまいちご。
ばら‐いろ【薔薇色】
1 うすくれないの色。淡紅色。「頰を—に染める」 2 希望・幸福などに満ちていることのたとえ。「—の人生」「—の前途」
ばらえんのせいぼ【薔薇園の聖母】
《原題、(イタリア)Madonna del Roseto》ボッティチェリの絵画。板にテンペラ。縦124センチ、横64センチ。バラの花を背景に、柘榴を手にする、幼子イエスを抱く聖母マリアを描く。フ...
ばら‐かくめい【薔薇革命】
2003年11月、ジョージアで、議会選挙の不正に対する野党勢力の抗議行動が大規模化し、シュワルナゼ大統領を辞任に追い込んだ事件。野党支持者がバラの花を持って集まったことから。1991年の旧ソ連...
ばらがきのせいぼ【薔薇垣の聖母】
《原題、(ドイツ)Die Muttergottes in der Rosenlaube》ロホナーの絵画。板に油彩。縦51センチ、横40センチ。天使に囲まれた聖母子を描いた作品。フランドル派の影響...
ばらき【薔薇忌】
皆川博子の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は平成2年(1990)刊行。同年の第3回柴田錬三郎賞を受賞。