むえいきょう‐りょう【無影響量】
化学物質や薬物についての毒性試験で、実験動物に何ら影響が見られない最大用量のこと。最大無作用量。NOEL(ノエル)(no-observed effect level)。
むどうき‐しょうこうぐん【無動機症候群】
薬物乱用などによる精神障害の一つ。物事に対する興味・関心が薄れ、自発的な活動・思考の消失、注意力・集中力の低下、無気力、疲れやすいなどの抑鬱(よくうつ)状態を示す。情動異常、衝動異常を示すことも...
もう‐そう【妄想】
[名](スル)《古くは「もうぞう」とも》 1 根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。「—にふける」「愛されていないと—してひとりで苦しむ」 2 仏語。とらわれの心によって、真実でない...
もんだいかいけつがた‐さいばんしょ【問題解決型裁判所】
薬物依存・家庭内暴力などの心理的・社会的問題や精神疾患を抱えた被告人に対して、通常の刑事司法手続きではなく、専門家による治療プログラムを提供し、被告人が抱える問題の解決・改善を図る裁判所。欧米で...
やく‐ざい【薬剤】
薬品。薬物。くすり。特に、使用目的に合わせて薬物を調製したもの。「害虫駆除のため—を散布する」
やく‐しん【薬疹】
薬物を投与したことが原因となって生じる発疹(ほっしん)。薬物に対してアレルギーや中毒を起こしたことによる。→薬物アレルギー
やくぶつ‐アレルギー【薬物アレルギー】
投与されたペニシリンなどの薬物が抗原となって体内に抗体ができ、再度その薬物が侵入したときに起こるアレルギー反応。症状として薬疹・発熱・ショックなどが現れる。
やくぶつ‐いそん【薬物依存】
麻薬・覚醒剤やアルコールなどの連用の結果、その薬物なしには平常の状態を保持できなくなること。嗜癖(しへき)を生じて習慣となり、やめることができない精神的依存と、増量しないと効き目が出なくなる耐性...
やくぶつ‐いそんしょう【薬物依存症】
自己の意思で薬物の使用を制御できなくなる精神疾患。依存症の一つ。脳内で神経伝達物質が異常に分泌されることにより起こる病気。意志や性格の改善で解決することは困難で、専門的な治療が必要。
やくぶつ‐がく【薬物学】
薬理学の旧称。また、薬物そのものの化学的、物理的性状などを研究する学問。