だいおう‐ぐそくむし【大王具足虫】
等脚目スナホリムシ科の甲殻類。体節が多くダンゴムシに似る。体長30〜40センチメートルで等脚類では最大。大西洋などの深海底にすむが、生態は不明な点が多い。
だいこん‐はむし【大根葉虫】
ハムシ科の昆虫。体長4ミリほどで黒褐色。幼虫は大根などアブラナ科の野菜の害虫。本州から沖縄にかけてみられる。
だんご‐むし【団子虫】
オカダンゴムシ科の甲殻類。体長14ミリくらい。灰褐色から青灰色。全体がかまぼこ形で、触れると体を丸める。倒木や石の下、落ち葉の中に多い。広くは、海岸の小石の間にいるハマダンゴムシなどを含め、体を...
ちちろ‐むし【ちちろ虫】
コオロギの別名。《季 秋》「小むしろや粉にまぶれし—/一茶」
ちっ‐ちゅう【蟄虫】
地中にこもって越冬する虫。「春雷一たび動く時、—萌蘇(ほうそ)する心地して」〈太平記・一八〉
チモール‐しじょうちゅう【チモール糸状虫】
インドネシアに分布する糸状虫。主にハマダラカ属の蚊を介して人に感染し、リンパ系フィラリア症を起こす。
ちゃたて‐むし【茶立虫/茶柱虫】
チャタテムシ目の昆虫の総称。体長約5ミリで、軟弱。かむ口をもち、触角は糸状。翅(はね)は膜質で脈が少ないが、翅をもたないものもある。不完全変態。樹幹などにすみ、室内にもいる。室内種に、腹を物にぶ...
ちゅう【虫〔蟲〕】
[音]チュウ(漢) [訓]むし [学習漢字]1年 〈チュウ〉 1 むし。「虫媒花/益虫・回虫・害虫・駆虫・甲虫・昆虫・成虫・精虫・防虫・幼虫・寄生虫」 2 動物の総称。「羽虫(=鳥)・裸虫(=...
ちょっきり‐ぞうむし【短截象虫】
甲虫目オトシブミ科チョッキリゾウムシ亜科の昆虫の総称。口吻(こうふん)が長く、大あごは釘抜き状で、肩が張っている。桃・梅などの葉に切れ目を入れて巻き、幼虫のえさにする。
つえつき‐むし【杖突虫】
シャクガの幼虫。尺取虫。《季 夏》