とら‐かみきり【虎天牛】
カミキリムシ科の昆虫。黄褐色に黒い縞模様がある。幼虫は桑・リンゴなどの生木の内部にすむ。とらふかみきり。
とら‐が【虎蛾】
1 トラガ科の昆虫。翅(はね)は黒色で、前翅には黄白色の、後翅には橙黄色の斑紋があり、腹部には橙黄色の横縞がある。 2 鱗翅(りんし)目トラガ科の昆虫の総称。おおむね昼飛性。翅は派手な色彩のもの...
トリクロロエチレン【trichloroethylene】
エチレンの水素原子3個を塩素原子で置き換えた化合物。芳香のある無色の液体。溶剤・ドライクリーニング・殺虫剤などに用いる。有毒。化学式C2HCl3 トリクレン。
トリコモナス【(ラテン)Trichomonas】
鞭毛(べんもう)虫綱トリコモナス属の原生動物の総称。体は西洋ナシ形で、鞭毛と波動膜をもつ。膣(ちつ)内に寄生する種もある。
とり‐はな・つ【取り放つ】
[動タ四] 1 引き離す。別々にする。「まだ幼くおはせし折より—・ち養ひ奉らせ給ひけるほどに」〈栄花・後悔の大将〉 2 取り外す。「北の御障子も—・ちて、御簾(みす)かけたり」〈源・鈴虫〉 3 ...
トリパノソーマ【Trypanosoma】
動物性鞭毛虫綱マクムシ科の原生動物の総称。鳥獣やカエルの寄生虫で、単細胞。アフリカではツェツェバエの媒介で睡眠病を起こすものもある。
とり‐もち【鳥黐/黐】
さおの先などに塗りつけて小鳥や昆虫などを捕らえるのに用いる粘着力の強い物質。モチノキ・クロガネモチ・ヤマグルマなどの樹皮から作る。もち。
飛(と)んで火(ひ)に入(い)る夏(なつ)の虫(むし)
明るさにつられて飛んで来た夏の虫が、火で焼け死ぬ意から、自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
とんぼ【蜻蛉/蜻蜓】
1 トンボ目の昆虫の総称。頭部の複眼は大きく左右に突出し、単眼は3個ある。触角は短く、かむ口をもつ。胸部には長大な2対の翅(はね)をもつ。腹部は長く棒状。幼虫は水生で、ヤゴとよばれる。成虫・幼虫...
どうかん‐やま【道灌山】
東京都荒川区西日暮里付近の高台。太田道灌の館跡という。江戸時代は虫の声を聞く名所。