たましき‐ごかい【玉敷沙蚕】
多毛綱タマシキゴカイ科の環形動物。体長約30センチ。体は黒く、後半部は細い。砂泥中にU字形の穴を掘ってすむ。釣りのえさにする。くろむし。どんべい。ちんちろむし。
ち‐さん【稚蚕】
一齢から三齢までの蚕。
ちょうろぎ【草石蚕】
⇒ちょろぎ
ちょろぎ【草石蚕】
シソ科の多年草。高さ30〜60センチ。秋、淡紅色の唇形の花を穂状につける。地下にできる連珠状の白い塊茎を掘り取り、梅酢で赤く染め、正月料理の黒豆の中にまぜて食べる。中国の原産で、栽培される。ちょ...
つばさ‐ごかい【翼沙蚕】
多毛綱ツバサゴカイ科の環形動物。体長約20センチ。体に一対の翼状の背足枝をもつ。暖海の干潟の砂泥中にU字形の管を作ってすむ。
てぐす‐さん【天蚕糸蚕】
1 ヤママユガ科の昆虫。翅(はね)の開張9〜12センチ、全体に淡褐色。幼虫はフウ・クスノキなどの葉を食う。幼虫の絹糸腺からてぐすをとるため、飼育された。中国大陸南部・海南島などに分布。楓蚕(ふう...
てん‐さん【天蚕】
ヤママユの別名。
とび‐けら【飛螻蛄/石蚕】
トビケラ目の昆虫の総称。水辺にすみ、翅(はね)に細かい毛が密生し、多くは後ろ翅が幅広で、屋根形に畳み、ガに似る。完全変態。幼虫は水生で、いさごむし・ごみかつぎなどとよばれ、水草や小石で筒状の巣を...
か‐さん【夏蚕】
⇒なつご(夏蚕)
なつ‐ご【夏蚕】
初夏に孵化(ふか)して飼われる蚕。飼養日数が短く、繭の量・質ともに劣る。かさん。《季 夏》「—いまねむりたらひぬ透きとほり/楸邨」→春蚕 →秋蚕