リンパ【(オランダ)lympha】
リンパ管の中にある透明な淡黄色の弱アルカリ性の液体。組織液が毛細リンパ管から入ったもので、成分は血漿(けっしょう)に類似し、リンパ球を多く含む。リンパ液。 [補説]「淋巴」とも書く。
リンパ‐がきゅう【リンパ芽球】
リンパ球に分化する前段階の未熟な血液細胞。
リンパ‐きゅう【リンパ球】
白血球の一。骨髄で生成され、リンパ節・胸腺などで分化・成熟・増殖し、免疫を担当する。B細胞(Bリンパ球)・T細胞(Tリンパ球)がある。
リンパ‐ドレナージュ【lymph drainage】
美容で、体をなでさすることによって、リンパ液や血液の流れを促し、体内にたまった老廃物を排出するというもの。医療のリンパドレナージとは異なる。
りん‐り【淋漓】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水・汗・血などが、したたり流れるさま。「鮮血—」「雨—として玻璃(ガラス)に滴(したた)り」〈蘆花・不如帰〉 2 勢いなどが表面にあふれ出るさま。「墨痕—」「...
リーシュマニア‐しょう【リーシュマニア症】
《leishmaniasis》スナバエで媒介される有鞭毛(ゆうべんもう)原虫であるリーシュマニアによる感染症。インド・ブラジル・中国などに多い。皮膚の糜爛(びらん)、リンパ節の腫大(しゅだい)、...
るい【涙】
[常用漢字] [音]ルイ(呉)(漢) [訓]なみだ 〈ルイ〉なみだ。「涙腺/暗涙・感涙・血涙・催涙・声涙・熱涙・落涙」
〈なみだ〉「涙雨・涙声/空涙」 [補説]「泪」は異体字。
るい‐しん【類親】
血縁や婚姻の関係でつながっている人々。親類。縁類。「姉の后ならびに—皆来たりて相ひ見る」〈今昔・六・二六〉
るい‐どう【類洞】
肝臓・脾臓・骨髄などにある特殊な毛細血管。内皮に多数の小孔がある。シヌソイド。洞様毛細血管。
ルチン【rutin】
フラボノイドの配糖体。淡黄色の粉末。ソバ・エンジュなど広く植物中に存在。毛細血管の透過性を軽減する作用があり、血管補強薬として用いる。ビタミンP。