みや‐じ【宮路/宮道】
1 宮殿に通う道。「はたこらが夜昼といはず行く道を我はことごと—にぞする」〈万・一九三〉 2 神社に参る道。参道。「誓ひすぐなる神詣(かみまう)で、—や絶えせざるらん」〈謡・伏見〉
み‐ゆき【行幸/御幸】
行くことを敬っていう語。特に、天皇の外出をいう。行幸(ぎょうこう)。古くは、上皇・法皇・女院にもいったが、のちに御幸(ごこう)と音読して区別した。「群臣或は帝に勤むるに浙(せつ)に—するを以て...
みる‐みる【見る見る】
[副]見ているうちに、ある事が急激に進行するさま。たちまち。見る間に。「火の手が—うちに一面に広がる」「—気温が上がっていく」 [連語]《動詞「みる」を重ねた語》(副詞的に用いて)見ているう...
むかえ【迎え】
来る人を迎えること。迎えに行くこと。また、その人。むかい。「—の車が来る」「—をやる」
むかえ‐おんせん【迎え温泉】
湯治(とうじ)をした翌年、また同じ温泉に湯治に行くこと。
むかし‐いま【昔今】
昔と今。こんじゃく。「—の御物語に夜更け行く」〈源・朝顔〉
むぎ【麦】
イネ科のオオムギ・コムギ・ライムギ・エンバクなどの総称。秋に芽が出て冬を越し、夏に開花、結実する。古くから栽培され、食用・飼料として広く利用される。《季 夏》「行く駒の—に慰むやどりかな/芭蕉」
むこ‐いり【婿入り】
[名](スル) 1 結婚して妻の家の一員となること。また、その儀式。「ひとり娘の所へ—する」⇔嫁入り。 2 結婚後、夫が妻の実家に初めて行くこと。また、その儀式。
むし‐おくり【虫送り】
農作物、特に稲の害虫を追い払う呪術(じゅじゅつ)行事。たいまつをともしたり、実盛(さねもり)とよぶわら人形を担いだりして、鉦(かね)・太鼓をたたいてはやし、村境まで送って行く。稲虫送り。実盛送り...
むし‐ずし【蒸し鮨】
味つけをしたシイタケ・干瓢(かんぴょう)・焼きアナゴなどを刻んで鮨飯にまぜ、金糸玉子を上にのせて蒸した鮨。もとは関西で作られた。ぬくずし。ぬくめずし。《季 冬》「—や新派観に行く話など/時彦」