まい【邁】
[音]マイ(呉) 1 どんどん進んで行く。「邁進」 2 他を越して先・上に出る。「英邁・高邁・豪邁・俊邁」
まい‐のぼ・る【参上る】
[動ラ四]貴所・都に上って行く。「—・る八十氏人(やそうぢひと)の手向(たむけ)する恐(かしこ)の坂に」〈万・一〇二二〉
まいり【参り】
1 社寺に参詣すること。また、その人。「宮—」「百度—」 2 行くことの意の謙譲語。参上すること。特に、宮中へ行くこと。参内。「まれまれの御—なれば」〈源・真木柱〉
まい・る【参る】
[動ラ五(四)]《上一段活用動詞「まいる」に「い(入)る」の付いた「まいいる」の音変化で、貴人のもとに参入する意が原義》 1 「行く」の謙譲語で、行く先方を敬う。 ㋐神仏に詣でる。参詣する。...
ま・いる【参る】
[動ワ上一]貴人・高貴の人のもとへ行く意の謙譲語。参上する。上る。「岩根踏み山越え野行き都辺(へ)に—・ゐしわが背を」〈万・四一一六〉 [補説]上代に、連用形「まゐ」のほか、「まいく」「まいず」...
ま‐かな・し【真愛し/真悲し】
[形シク]たいへんいとしい。いじらしい。「うちひさす宮に行く児(こ)を—・しみ留むれば苦しやればすべなし」〈万・五三二〉
まかり‐こ・す【罷り越す】
[動サ五(四)]「越す」(行く、来るの意)の謙譲語。参上する。参る。「仰せによりただ今—・しました」
まかり‐じ【罷り路/罷り道】
死んだ人の通って行く道。死出の道。冥途の道。よみじ。「楽浪(ささなみ)の志賀津(しがつ)の児らが—の川瀬の道を見ればさぶしも」〈万・二一八〉
まかり‐とお・る【罷り通る】
[動ラ五(四)] 1 「通る」「通用する」を強めていう語。わがもの顔で通る。堂々と通用する。「あんなことが—・るとは世も末だ」 2 「通る」の謙譲語。通り行く。「二階に居るか下座敷か—・るとつっ...
まか・る【罷る】
[動ラ四]《「ま(任)く」に対し、支配者の命によって行動するのが原義》 1 命じられて、都から地方へ行く。「我が背子しけだし—・らば白たへの袖を振らさね見つつ偲(しの)はむ」〈万・三七二五〉 2...