むし‐おくり【虫送り】
農作物、特に稲の害虫を追い払う呪術(じゅじゅつ)行事。たいまつをともしたり、実盛(さねもり)とよぶわら人形を担いだりして、鉦(かね)・太鼓をたたいてはやし、村境まで送って行く。稲虫送り。実盛送り...
むし‐の‐くちやき【虫の口焼(き)】
節分行事の一。夕刻に、イワシの頭、髪の毛、ネギなど臭気の強いものを焼きながら、害虫駆除の唱え言をする。
め‐むかえ【妻迎え】
東北地方などで、12月8日または9日に、大黒様の年夜(としや)、大黒様の嫁取りなどと呼んで、二股(ふたまた)大根を供える行事。
めんどん
鹿児島県の硫黄島で、旧暦8月の行事である八朔(はっさく)太鼓踊りに現れる、大きな赤い仮面をつけた神。人々を木の枝でたたくなどして災厄をはらう。 [補説]平成30年(2018)「来訪神 仮面・仮装...
もうか‐の‐しゅん【孟夏の旬】
平安時代、陰暦4月1日に行われた旬の行事。→旬3
もうとう‐の‐しゅん【孟冬の旬】
平安時代、陰暦10月1日に行われた旬の行事。→旬3
もぐら‐うち【土竜打ち】
モグラの害を防ぎ、農作物の豊饒を祈願して小正月に行う行事。子供たちが固く束ねたわら束などで地面を打ったりして歩く。土竜追い。土竜脅し。《季 新年》→海鼠曳(なまこひ)き
もち‐おい【餅負い】
生後満1歳の初誕生祝いの行事。子に一升餅を背負わせて尻餅をつかせたりする。餅誕生。力餅。→餅踏み
もち‐ふみ【餅踏み】
子供の満1歳の誕生日に餅をついて、それを踏ませる行事。→餅負い
もの‐つくり【物作り】
1 「ものづくり」に同じ。 2 小正月に、模型の農具や繭玉など予祝行事に用いる飾り物を作る行事。御作立(おさくだて)。 3 田や畑を作ること。耕作すること。また、その人。「—せし人の子供」〈浮・...