きゅう【裘】
[音]キュウ(キウ)(漢) [訓]かわごろも 獣の毛皮で作った衣服。皮ごろも。「裘葛(きゅうかつ)/狐裘(こきゅう)」
きゅう‐かつ【裘葛】
1 皮衣と葛(くず)かたびら。冬の衣と夏の衣。 2 寒暑の移り変わり。1年間。
きゅう‐かつ【裘褐】
1 皮衣と、粗い毛織りの衣服。 2 質素な衣服。
きゅう‐たい【裘代】
僧服の一。法皇・門跡(もんぜき)および公卿で出家した人が、主として参内のときに着用する。俗人の直衣(のうし)に相当する。
きゅう‐ちょう【九重】
1 いくえにも重なること。「錦衣—」 2 宮中。宮廷。ここのえ。
きゅうめい‐ぐ【救命具】
水上における人命救助に用いられる器具。救命胴衣・救命ボート・救命ブイなど。
きゅう‐よう【給養】
[名](スル) 1 物を与えて養うこと。「すべてのパン粉は…その—すべき人口の割合に応じて分配す」〈河上肇・貧乏物語〉 2 軍隊で、人や馬に衣食などを供給すること。
きょう‐かく【狂客】
風狂の人。風雅に徹している人。「俳諧に遊ぶ—とはなれりけり」〈鶉衣・咄々房挽歌並序〉
きょう‐かたびら【経帷子】
仏式の葬儀で、名号・経文・題目などを書いて死者に着せる衣。白麻などで作る。経衣(きょうえ)。
きょうかわかばしゅう【狂歌若葉集】
江戸中期の狂歌集。2巻。天明3年(1783)刊行。唐衣橘洲による編纂(へんさん)。