つか‐ぶくろ【柄袋】
刀剣の柄を覆う袋。多く鐔(つば)までかけ、雨・雪の日や旅行のときなどに用いた。
つる‐ぶくろ【弦袋】
⇒弦巻(つるまき)
て‐ぶくろ【手袋】
毛糸、または皮・布・ゴムなどで作り、手にはめる袋状のもの。防寒・保護・装飾などのために用いる。《季 冬》「—とるや指輪の石のうすぐもり/しづの女」
てん‐ぶくろ【天袋】
押し入れや床脇(とこわき)の上部に設ける袋棚。⇔地袋(じぶくろ)。
とそ‐ぶくろ【屠蘇袋】
屠蘇酒をつくるとき、屠蘇散を入れて酒・みりんに浸す袋。紅絹(もみ)または白絹を三角形に縫って作る。使ったあと、井戸に投げ込む風習があった。
とのい‐ぶくろ【宿直袋】
「宿直物(とのいもの)の袋」に同じ。
とのいもの‐の‐ふくろ【宿直物の袋】
宿直物、特に、宿直装束を入れる袋。とのいぶくろ。
と‐ぶくろ【戸袋】
雨戸を収納しておくため、縁側や窓の敷居の端に設けた箱状の造作物。
なき‐ぶくろ【鳴(き)袋】
ホエザルなど猿ののどにある、袋状の共鳴器官のこと。喉嚢(こうのう)。
なつ‐たび【夏足袋】
夏にはく薄地の足袋。底を薄地の木綿にすることが多い。《季 夏》「畳踏む—映(はゆ)る鏡かな/青畝」