もろ‐そで【諸袖】
左右の袖。「打ち伏して、—に顔を掩うた」〈木下尚江・良人の自白〉
ゆめこそで【夢小袖】
星川清司の短編の時代小説、および同作を標題作とする作品集。短編小説は平成3年(1991)、「オール読物」誌に掲載。作品集は同年8月刊行。
ら‐しゅう【羅袖】
薄物の袖。「日を羞(は)じて—を遮り」〈鴎外・魚玄機〉
りょう‐しゅう【領袖】
1 えりと、そで。 2 《「晋書」魏舒伝による。えりとそでとは人目に立つところから》人を率いてその長となる人物。ある集団の中の主となる人物。「各派の—が会合を開く」
りょう‐そで【両袖】
1 左右両方の袖。 2 建造物・舞台・机などの左右両方のわきの部分。
わかれ‐の‐そで【別れの袖】
別れを惜しんで涙をぬぐう袖。「いとどしく思ひけぬべし七夕の—に置ける白露」〈新古今・秋上〉