うん‐しん【運針】
裁縫で、針の運び方。特に、手縫いの基本で、表裏同じ縫い目に縫う手法をいう。
お‐はり【御針】
1 裁縫。針仕事。 2 「御針子」に同じ。
おもの‐し【御物師】
公家(くげ)や武家に仕えた裁縫師。のち、裁縫専門の女奉公人。ものし。「—がぬうてくれし前巾着」〈浮・一代男・一〉
かえし‐どめ【返し留め】
裁縫で、縫いおわりに、糸が抜けないように、二針三針縫い戻して留めること。
かけ‐ばり【掛(け)針/掛け鉤】
1 裁縫で、布がたるまないように引っ張っておく、釣り針形の道具。くけ台の役目をする。 2 長い柄の先に鉤(かぎ)をつけた漁具。水中の魚を引っ掛けて捕る。
かし‐こそで【貸し小袖】
七夕の日、女子が裁縫の上達を祈って小袖などを織女星にささげ飾る行事。また、その小袖。星の貸し物。《季 秋》
かていか‐しつ【家庭科室】
学校で、家庭科の授業を行うための教室。調理用のガス・水道設備があるほか、ミシンなどの裁縫道具が置かれる。家庭教室。
きせ【被】
裁縫で、縫い目が表から見えないように糸道にそって深く折ったときの、縫い目から折り山までの部分。折りきせ。「—をかける」
きっこう‐でん【乞巧奠】
陰暦7月7日の行事。女子が手芸・裁縫などの上達を祈ったもの。もと中国の行事で、日本でも奈良時代、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機女(たなばたつめ)の伝説や祓(はら)えの行事と結...
きり‐こみ【切(り)込み/斬(り)込み】
1 刃物である深さまで切ること。また、その部分。「用材に—を入れる」 2 刀を持って攻め入ること。攻撃をしかけること。「—をかける」「—隊長」 3 裁縫で、縫い代などがひきつれないようにはさみで...