かみ‐しも【上下】
1 かみと、しも。うえの部分と、したの部分。身分の上位と下位、川上と川下、上半身と下半身、舞台の上手と下手、上の句と下の句など。「大井川かはのしがらみ—に千鳥しば鳴く夜ぞふけにける」〈夫木・一七...
しま‐がみしも【縞上下/縞裃】
縞地のかみしも。下には紋付きの衣服を着ることが多い。
つぎ‐がみしも【継(ぎ)上下/継ぎ裃】
肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)の地質・色合いが異なる上下。江戸時代の武士の略儀の公服。元文(1736〜1741)末ごろから平日の登城にも着用。
なが‐がみしも【長上下/長裃】
江戸時代の武家の礼服。大名・高家(こうけ)・御目見(おめみえ)以上の旗本の通常礼服で、肩衣(かたぎぬ)の下に同じ色や模様の長袴(ながばかま)を着た。
はん‐がみしも【半上下/半裃】
江戸時代、武家の出仕服。肩衣(かたぎぬ)に同じ色の半袴(はんばかま)をつけるもの。御目見(おめみえ)以下の武士が着用し、庶民も礼服として用いた。
ひたたれ‐かみしも【直垂上下/直垂裃】
武家の礼服の一。直垂に長袴を用いるもの。
みず‐がみしも【水上下/水裃】
水色の上下(かみしも)。武士が切腹のときなどに着たもの。