つま‐だか【褄高】
和服の褄を高くとった着付けのしかた。
つまとり‐そう【褄取草】
サクラソウ科の多年草。高山に生え、高さ約10センチ。茎の上部に細長い葉が数枚集まってつく。夏、白い花を開く。花冠は7裂し、淡紅色の縁どりがある。つまとりぐさ。
つま‐どり【褄取り】
1 着物の褄を手でつまんで持ち上げること。 2 相撲のきまり手の一。相手の足首またはつま先を取って後ろに引き上げて、前に手をつかせる技。出し投げから横に付いての変化技であることが多い。 3 「褄...
つまどり‐おどし【褄取威】
鎧(よろい)の威の一。袖や草摺(くさずり)の端を斜めに、地色とは別の色で威したもの。
つま‐ど・る【褄取る】
[動ラ五(四)] 1 着物の褄を手でつまんで持ち上げる。「着流しの裾を—・って歩く」 2 鎧(よろい)の袖や草摺(くさずり)の端を威糸(おどしいと)とは別の色の糸または革で威(おど)す。「洗ひ皮...
つま‐はずれ【褄外れ/爪外れ】
着物の褄のさばき方。転じて、身のこなし。「しとやかな—で、膝(ひざ)をついた」〈野上・迷路〉
つまべに‐ちょう【褄紅蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張約10センチで白色、前翅の端に黒褐色に縁どられた橙紅色の紋がある。九州南端から南に分布。
つま‐もよう【褄模様】
女性の着物の褄につけた模様。また、その模様をつけた着物。
褄(つま)を取(と)・る
1 裾の長い着物の竪褄(たてづま)(襟下)を手で持ち上げて歩く。「—・って歩く」 2 《芸者が左褄をとって歩くところから》芸者になる。左褄を取る。「此の人、日本橋に—・って」〈鏡花・日本橋〉