しろ‐したば【白下翅】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約9センチ。前翅は灰褐色、後ろ翅は白色で中央部と外縁に暗色帯がある。夏に山地に多い。
しろ‐だも【白だも】
クスノキ科の常緑高木。暖地の山野に生え、葉は楕円形で裏面が白い。秋の終わりごろ、黄褐色の小花が群がってつき、翌年の秋に楕円形の赤い実がなる。しろたぶ。
しろ‐ちどり【白千鳥】
チドリ目チドリ科の鳥。全長17センチくらい。全体に灰褐色で、他のチドリに比べて白っぽく、胸の黒帯は中央で切れている。河川や海岸でみられる。《季 冬》
しろ‐ちょうがい【白蝶貝】
ウグイスガイ科の二枚貝。貝殻はアコヤガイに似るが、大形で、殻表は黄褐色、内面は真珠色。真珠養殖の母貝となり、殻はボタンや工芸品の材料。熱帯太平洋に分布。
しろ‐はら【白腹】
ヒタキ科ツグミ属の鳥。全長23センチくらい。背面が褐色、腹が白色。東アジアに分布。日本では冬鳥で、林でみられる。《季 秋》
しろ‐ふくろう【白梟】
フクロウ科の鳥。全長約60センチ。全身白色で、暗褐色の斑が入る。北半球のツンドラで繁殖し、主にネズミを捕食する。日本にはまれに冬鳥として渡来。《季 冬》
しろ‐まだら【白斑】
ナミヘビ科の爬虫(はちゅう)類。日本固有の無毒の蛇。全長30〜70センチで、灰褐色に黒褐色の帯状斑紋がある。夜行性。本州以南に分布。
しんじゅ‐さん【神樹蚕/樗蚕】
ヤママユガ科のガ。大形で、翅(はね)は紫褐色の地に白線の模様がある。幼虫はシンジュ・ニガキ・クルミなどの葉を食う。
しんせいじ‐メレナ【新生児メレナ】
《メレナ(melena)は下血(げけつ)の意》新生児に起こる、黒色便を排出したり褐色のものを嘔吐(おうと)したりする病気。ビタミンK欠乏などによる消化管出血が原因の真性メレナと、母親などの血液を...
じ‐おう【地黄】
1 ハマウツボ科の多年草。中国原産。地下茎は太く赤褐色で、横にはう。葉は長楕円形で、根際から出る。初夏、15〜30センチの茎を出し、淡紅紫色の大きい花を数個開く。地下茎を漢方で強壮薬にする。佐保...