おい‐かぶさ・る【覆い被さる】
[動ラ五(四)]「おおいかぶさる」の音変化。「大きな枝が道の両側から—・る」
おおい【覆い/被い/蔽い】
1 物の上にかぶせて隠すこと。また、そのもの。「—をかける」「日—」 2 かばう人。庇護者(ひごしゃ)。「軍次はやがて—になり」〈浄・嫩軍記〉
おおい‐かく・す【覆い隠す】
[動サ五(四)] 1 外から見えないように、上から別の物をかぶせる。「シートで車を—・す」 2 物事を世間の人に知られないようにする。「強て当時の心虚なりしを—・し」〈鴎外・舞姫〉
おおい‐かぶさ・る【覆い被さる】
[動ラ五(四)] 1 全体を覆うようにかぶさる。「前髪が目に—・る」 2 強い圧迫感をもって身に及んでくる。「責任が—・ってくる」
おおい‐かぶ・せる【覆い被せる】
[動サ下一][文]おほひかぶ・す[サ下二]上から覆って物にかぶせる。「鳥かごに布を—・せる」
おおい‐やき【覆い焼き】
写真で、陰画の露出不足の部分に対し、紙などで覆って露光時間を短くすることで適正露出にすること。パソコンのフォトレタッチソフトでデジタル画像の一部を明るくする処理のことも指す。→焼き込み