み‐さ・く【見放く】
[動カ下二] 1 遠くを見る。はるかに眺める。「しばしばも—・けむ山を」〈万・一七〉 2 見て、気持ちを晴らす。「語り放(さ)け—・くる人目ともしみと」〈万・四一五四〉
みさげ‐は・てる【見下げ果てる】
[動タ下一][文]みさげは・つ[タ下二]愛想がつきるほど軽蔑(けいべつ)するに値する。「人の物を盗むなんて—・てた男だ」
み‐さ・げる【見下げる】
[動ガ下一][文]みさ・ぐ[ガ下二]劣っているとして軽んじる。軽蔑する。「—・げた口のきき方をする」
み‐さだめ【見定め】
見定めること。見きわめ。「さっぱり—がつかない」
み‐さだ・める【見定める】
[動マ下一][文]みさだ・む[マ下二]見て確かにそれと決める。見きわめる。「真偽のほどを—・める」
み‐ざま【見様】
はたから見たようす。外見。「など、ここのさまも、—も例ならぬ」〈落窪・一〉
み‐ざめ【見醒め】
長く見ているうちに趣が薄れること。次第に見劣りがすること。「ああ云う派出(はで)な着物は、…遠くから見て、—がしない」〈漱石・野分〉
み‐ざる【見猿】
三猿(さんえん)の一。見まいとして両手で両眼をおおう猿の像。
見猿(みざる)聞(き)か猿(ざる)言(い)わ猿(ざる)
両手でそれぞれ、両目・両耳・口をふさいだ3匹の猿の像。余計なことは見ない、聞かない、言わない、ということを表す。→三猿(さんえん)
みしま‐うし【見島牛】
山口県萩市見島で飼育される日本古来の小型牛。毛色は黒褐色で雌雄とも角がある。体高約1〜1.2メートル、体重約250〜320キログラム。性質は温順。室町時代に農耕・運搬用の役牛として利用されていた...