きしょう‐ちょう【気象庁】
国土交通省の外局の一。全国の気象・地震・火山などを観測して、その資料を収集・配布し、天気予報・気象警報を発表するなど、気象関係業務を担当する。昭和31年(1956)に中央気象台を昇格・改組したもの。
きしょう‐つうほう【気象通報】
気象庁・管区気象台から気象観測の解析結果・予報・警報などを一般の人や特定の機関・団体などに知らせること。ラジオ・無線電信などを通じて行うほか、鉄道・電力などの関係機関には直接通報する。
きしょうへんどうかんし‐レポート【気候変動監視レポート】
気象庁が気候・海洋・大気環境に関する観測・監視・解析結果をとりまとめて公表している報告書。平成8年(1996)から毎年刊行。前身は「地球温暖化監視レポート」(平成3年〜平成7年)。
きしょう‐レーダー【気象レーダー】
雲の位置・雨域・雨の強さなどを調べる気象観測用のレーダー。波長3〜10センチ程度のマイクロ波を発射し、雨滴などによる反射波を受信して測定する。
きぼう
国際宇宙ステーション(ISS)の一部を構成する日本の実験棟。昭和60年(1985)5月からNASDA(ナスダ)(宇宙開発事業団)を中心に開発が進められ、平成20年(2008)3月からJAXA(ジ...
きょうしん‐かんそくもう【強震観測網】
防災科学研究所の強震計による観測網。人的被害を及ぼす可能性のある、通常の地震計では記録できない強震動を正確に記録する。平成8年(1996)に全国の1000か所以上の強震計を備えた観測施設からなる...
きょうめい‐じょうたい【共鳴状態】
2個の素粒子が一時的にゆるく結合した状態。ハドロンの衝突実験で不安定な複合粒子として観測され、強い相互作用により極めて短時間(10−20秒程度以下)で崩壊し、より寿命が長いハドロンや中間子が生成される。
きょくいき‐よそくねん【極域予測年】
世界気象機関(WMO)による極域予測プロジェクトの期間中、集中観測が行われた2017年から2019年にかけての2年間。また、その観測計画。両極を対象に大気・海氷・海洋の観測、検証などが行われた。...
きょくいき‐よそくプロジェクト【極域予測プロジェクト】
世界気象機関(WMO)が進める国際観測計画。2013年から10年計画で、極域の気象・海洋の観測網の構築により、気象モデルの改良、海氷の出現予測、中緯度圏の気象に与える影響などの研究を行う。201...
きょく‐きどう【極軌道】
人工衛星がとる軌道の一。地球の両極上空を通る、赤道に対して直角の軌道のこと。地球全域を観測できるため、偵察衛星、気象衛星、リモートセンシングを行う地球観測衛星などの軌道として利用される。