りょうし‐ビーム【量子ビーム】
光子や中性子やイオンなどを極めて細いビーム状に射出したもの。レーザーやシンクロトロン放射、加速器、原子炉などで生成され、強度やエネルギーが高く、量子論的な波としての性質をもつ。ビームを細く集束し...
りょうし‐りきがく【量子力学】
素粒子・原子・分子などの微視的な世界の物理現象を扱う理論体系。物質のもつ波動性と粒子性、観測による測定値の不確定性などを基本とする。アインシュタインの光量子論、ボーアの原子構造論などを経て、ハイ...
るいねんへいきんせきせつ‐せきさんち【累年平均積雪積算値】
ある観測地点について、過去の一定期間における毎日の積雪量の平均値を、積雪が始まる秋の終わりから積雪が終わる翌年の春の初めまで日を追って順次加え合わせた値。単位はセンチメートル日。→豪雪地帯
ルクス‐ゼプリン【LUX-ZEPLIN】
米国サウスダコタ州のサンフォード地下研究施設に設置された暗黒物質検出装置および、同装置による暗黒物質直接検出実験計画。光電子増倍管を取り付けた断熱容器に、セ氏零下100度に冷却した約10トンの液...
ルーシー【Lucy】
1974年にエチオピアで発見されたアウストラロピテクス‐アファレンシスの女性の化石の愛称。「ルーシー」の名はビートルズの楽曲に由来。全身骨格の約40パーセントが残り、学術的に貴重。脳の大きさは...
ルービン‐てんもんだい【ルービン天文台】
《Rubin Observatory》米国の大学・研究機関が共同で運用する天文台。チリ中部のパチョン山の標高2663メートルの地点に設置。渦巻銀河の回転から暗黒物質の存在を明らかにした天文学者ベ...
れいめい
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の高機能小型科学衛星INDEX(インデックス)の愛称。平成17年(2005)8月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から光衛星間通信実験衛星きらりとともにピギーバ...
れき‐がく【暦学】
天体の運行の観測や暦を作ることに関する学問。
れきし‐じしん【歴史地震】
地震計などの近代的な観測機器がなかった歴史時代に起きた地震。古文書や石碑に残された記録をもとに、過去の地震の震域や震源、マグニチュード、津波の規模などを推定する。有史以前の先史地震と合わせて古地...
レッド‐エッジ【red edge】
植物に光を当てたとき、その反射率が大きく変化する波長。陸上の緑色植物の場合、680〜750ナノメートルの帯域にあたる。この帯域のスペクトルを人工衛星によるリモート‐センシングやドローンで観測する...