しんこうひっき【進講筆記】
高崎正風の歌論。筆記、香川景敏。明治26年(1893)刊。明治16年(1883)1月の講書始で進講された「金玉の説」を後世に伝えるべく、門人の香川が正風に再講を依頼し、筆記したもの。
しんさるがくき【新猿楽記】
平安後期の随筆。1巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)著。康平年間(1058〜1065)の成立か。猿楽見物の一家に託し、当時の庶民の風俗などを漢文で描く。生活史料として重要。
しんしょたいこうき【真書太閤記】
江戸後期の実録風読物。12編360巻。栗原柳庵編。講談の材となっていた太閤真顕記(しんけんき)その他をまとめた、豊臣秀吉の通俗的な一代記。
しんせんぐみしまつき【新選組始末記】
子母沢寛の長編小説。昭和3年(1928)刊行。生き残り隊士からの聞き取りなど、綿密な調査により史実と巷説を再構成し、新撰組の実相を描いた労作。昭和4年(1929)刊行の「新選組遺聞」、昭和7年(...
しんちょうき【信長記】
江戸初期の伝記。15巻。小瀬甫庵(おぜほあん)著。元和8年(1622)刊。太田牛一の「信長公記」をもとに加筆・潤色を加えたもの。のぶながき。
のぶながき【信長記】
⇒しんちょうき(信長記)
しんちょうこうき【信長公記】
近世初期の伝記。16巻。太田牛一著。慶長3年(1598)ごろまでに成立。織田信長の1代を編年体で記したもの。のぶながこうき。→信長記(しんちょうき)
のぶながこうき【信長公記】
⇒しんちょうこうき(信長公記)
しんとうき【神統記】
《原題、(ギリシャ)Theogonia》紀元前8世紀ごろのギリシャの詩人、ヘシオドスの代表作。世界の始まりと神々の系譜をテーマとする、1022行の叙事詩。
しんぺん‐ざっき【身辺雑記】
自分の身のまわりで起きたことを、とりとめもなく書きつけること。また、書きつけたもの。