にほんおうじょうごくらくき【日本往生極楽記】
平安時代の往生伝。1巻。慶滋保胤(よししげのやすたね)著。寛和元〜2年(985〜86)ごろ成立。聖徳太子以下45人の往生伝をまとめたもの。
にほんこくげんぽうぜんあくりょういき【日本国現報善悪霊異記】
「日本霊異記」の正称。
にほんせいき【日本政記】
江戸後期の歴史書。16巻。頼山陽著。天保3年(1832)成立。神武天皇から後陽成天皇までの歴史を漢文の編年体で記述。
にほんふどうき【日本婦道記】
山本周五郎の歴史小説。江戸時代の武家の女性たちを主人公とする連作短編。昭和17年(1942)から昭和18年(1943)にかけて雑誌「婦人倶楽部」に掲載された作品群で、第17回直木賞に選ばれたが、...
にほんゆうしゅうき【日本幽囚記】
文化8年(1811)千島列島に来航したロシア帝国軍人ゴロブニンの2年3か月余にわたる日本幽閉中の手記。1巻。1816年刊。文政年間(1818〜1830)に「遭厄日本紀事」、明治27年(1894)...
にほんりょういき【日本霊異記】
平安前期の日本最古の仏教説話集。3巻。景戒(けいかい・きょうかい)著。弘仁14年(823)ごろ成立。異聞・因果談・発心談など116の説話を、日本風の漢文で記したもの。日本国現報善悪霊異記。霊異記...
にほんれいいき【日本霊異記】
⇒にほんりょういき
ねんだい‐き【年代記】
歴史上の出来事を年代順に記したもの。クロニクル。クロノロジー。 [補説]作品名別項。→年代記
ねんだいき【年代記】
《原題、(ラテン)Annales》古代ローマの詩人エンニウスによる詩。ローマの歴史を描いた長編叙事詩だが、現存するのは約600行のみ。ホメロスの詩の技法をラテン語詩に初めて導入し、ラテン文学の父...
のう‐き【能記】
《(フランス)signifiant》ソシュールの用語。言語記号の音声面。所記(しょき)とともに言語記号を構成する要素。シニフィアン。