あ‐べか◦めり
[連語]《「あるべかるめり」の音変化形「あんべかんめり」の撥音の無表記》あるようである。ありそうに思われる。「人のそねみ—◦めるを、いかで、塵(ちり)も据ゑたてまつらじ」〈源・若菜上〉
あ◦べし
[連語]連語「あんべし」の撥音の無表記。「少納言の乳母(めのと)といふ人—◦べし」〈源・若紫〉
あほう‐どり【信天翁/阿房鳥】
1 アホウドリ科の鳥。全長90センチくらいで、翼を広げると2メートルを超える。海上の風を利用して羽ばたかずに飛ぶ。羽毛採取の乱獲で減少し、現在の繁殖地は主に伊豆諸島の鳥島。特別天然記念物。国際保...
アボガドロ‐ていすう【アボガドロ定数】
物質1モル中に含まれる粒子数。記号NAで表し、6.02214076×1023mol−1の値をもつ。物質量の単位であるモルの定義に用いられる。従来、アボガドロ数と呼ばれていたが、1969年に国際純正お...
アボッツフォード‐ハウス【Abbotsford House】
英国スコットランド南東部の町メルローズにある大邸宅。スコットランドを代表する詩人・小説家、ウォルター=スコットが20年間暮らした。現在は記念館として公開され、9000冊の蔵書や武具コレクションな...
アポイ‐だけ【アポイ岳】
北海道中南部、日高山脈の南端にある山。橄欖岩(かんらんがん)からできている。標高811メートル。高山植物群落は、特別天然記念物に指定されている。
アポ‐さん【アポ山】
《Mount Apo》フィリピン南部、ミンダナオ島南部にある火山。ダバオの西約30キロメートルに位置する。標高2954メートル。同国の最高峰。有史以来、噴火の記録はないが、活発な硫気孔が多く、硫...
あま【尼】
《発音は梵ambā(母)からといい、表記は「比丘尼(びくに)」の「尼」を用いたもの》 1 仏門に入った女性。比丘尼。 2 キリスト教で、修道院に入った女性。修道女。 3 (「阿魔」とも書く)女性...
あま‐ごぜん【尼御前】
尼を敬っていう語。あまごぜ。あまぜ。「—とはかしづき呼ばはれけるを」〈盛衰記・一二〉
あま‐さえ【剰へ】
[副]《「あまっさへ」の促音の無表記》「あまつさえ」に同じ。「—うき恥の限りこそ見せつれ」〈落窪・四〉