ひこく‐にん【被告人】
刑事訴訟で、犯罪の嫌疑が十分であるとして公訴を提起された者。 [補説]民事訴訟・行政事件訴訟の第一審では、訴えられた側の当事者を「被告」という。
ひしょう‐じけん【非訟事件】
私人間の生活関係に関する事件のうち、訴訟手続きによらずに裁判所によって処理される民事事件。
ひしょうじけん‐てつづきほう【非訟事件手続(き)法】
1 非訟事件の手続きの基本的事項について定めた法律。明治31年(1898)施行。平成23年(2011)、新非訟事件訴訟法の施行に伴い、外国法人登記と夫婦財産契約登記以外の条文が削除され、「外国法...
ひじょう‐じょうこく【非常上告】
刑事訴訟で、判決が確定したのち、その事件の審判が法令に違反したことを理由として、検事総長が最高裁判所に対して申し立てる手続き。
ひにん‐の‐うったえ【否認の訴え】
否認権を行使する方法の一つ。訴訟を起こすことで否認権を行使する。破産法・民事再生法・会社更生法で規定され、経営破綻した企業の管財人等が行う。否認権行使の方法としては、これよりも簡易な手続きで迅速...
ひゃくにち‐さいばん【百日裁判】
事件を受理した日から100日以内に判決を行うことが求められている裁判。公職選挙法に規定されている、選挙の当選人や連座制対象者による一定の選挙犯罪に関する訴訟など。 [補説]他に、選挙の効力に関す...
ビーがたかんえん‐そしょう【B型肝炎訴訟】
予防接種等での注射器の使い回しによってB型肝炎ウイルスに持続感染したとして、感染者および遺族が、国に対し、国家賠償法に基づく損害賠償を求めた訴訟。 [補説]平成23年(2011)6月、国は、注射...
ふ‐きそ【不起訴】
検察官が公訴を提起しないこと。(1)被疑者死亡・公訴時効成立等により訴訟条件を欠く場合、(2)被疑事実が犯罪の成立要件を満たさない場合(罪とならず)、(3)被疑者が人違いである場合など犯罪の嫌疑...
ふく‐しん【覆審】
上級審で、下級審とは無関係に訴訟資料を集め、これに基づいて事件の審理をやりなおすこと。また、その審級。→事後審 →続審
ふこくふり‐の‐げんそく【不告不理の原則】
刑事訴訟法上、検察官の公訴の提起がないかぎり、裁判所は事件について審判を行わないという原則。