ほう‐ふつ【髣髴/彷彿】
[名](スル) 1 ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。「往時を—させる」「ミイラに因って埃及(エジプト)人を—する」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 ぼん...
ほう‐ゆ【豊腴】
[名・形動] 1 ゆたかに肥えていること。また、そのさま。「その土地の—なることは」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 たっぷりあって、十分すぎること。「晩食—ならば、明朝の食はかろくすべし」〈養生訓・四〉
ほう‐よう【蜂腰】
1 女性の、ハチの腰のようにくびれた腰。 2 漢詩の八病(はちへい)の一。五言詩の1句の第2字と第5字とが同じ平仄(ひょうそく)になっていること。また、五言詩・七言詩とも1句の第2字と第4字との...
ほうらいきょく【蓬莱曲】
北村透谷の劇詩。明治24年(1891)刊行。
ほえる【吠える】
《原題Howl》ギンズバーグの詩。1955年、サンフランシスコで行われた朗読会で発表後、他の詩編とともに翌年刊行。その際に、わいせつ文書にあたるとして告訴されるが、1957年に無罪判決となった。
ほくもん‐の‐たん【北門の嘆】
《「詩経」邶風・北門から》仕官しても志を得ることができない嘆き。
ほしのおうじさま【星の王子さま】
《原題、(フランス)Le Petit Prince》サン=テグジュペリの童話。1943年刊。砂漠に不時着した飛行士とほかの星から来た王子との心の交流を、詩的な文体のうちにさまざまな寓意を交えて描く。
ほ・す【歩す】
[動サ変] 1 あるく。あゆむ。「予がパルマルの街頭を—・して」〈芥川・開化の殺人〉 2 漢詩で、他人の詩の韻字を用いて詩を作る。次韻する。和韻する。
ほだ・す【絆す】
[動サ四] 1 つなぎとめる。〈新撰字鏡〉 2 自由を束縛する。→ほだされる「羇客とかけば、羇は、—・すなり」〈中華若木詩抄・中〉
ほっ‐く【発句】
1 短歌の最初の句。初5文字、または第1・2句。のちには上の句。 2 連歌・連句の第1句。五・七・五の17音からなる句。立句(たてく)。→挙句(あげく) 3 2が独立した短詩形として単独で作られ...