あく‐ちしき【悪知識/悪智識】
仏語。悪法・邪法を説いて悪に誘い込む人。悪い師や友。⇔善知識。
あく‐ま【悪魔】
1 残虐非道で、人に災いをもたらし、悪に誘い込む悪霊。また、そのような人間。 2 仏道修行を妨げる悪神の総称。魔。魔羅。 3 キリスト教で、神の創造した世界に対する破壊的で攪乱(かくらん)的な要...
あ‐じろ【網代】
《網の代わりの意》 1 定置網の漁場。また、いつも魚群が集まってくる場所。 2 湖や川に柴(しば)や竹を細かく立て並べ、魚を簀(す)の中へ誘い込んでとる仕掛け。冬の宇治川の氷魚(ひお)漁が古くか...
あまのうずめ‐の‐みこと【天鈿女命/天宇受売命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天(あま)の岩屋に隠れた際、その前で踊り、大神を誘い出した女神。天孫降臨に五伴緒神(いつとものおのかみ)として従い、天の八衢(やちまた)にいた猿田彦...
あるき‐がみ【歩き神】
人をそぞろ歩きや旅に誘い出すという神。ありきがみ。「指の先なる拙神(てづつがみ)、足の裏なる—」〈梁塵秘抄・二〉
あん‐こう【鮟鱇】
1 アンコウ目アンコウ科の海水魚の総称。キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)の2種がある。全長約1メートル。大きな口をもち、体は縦扁し、丸く、尾は小さい。骨は軟骨が多く、肉は弾力...
いさり‐び【漁り火】
魚を誘い寄せるために夜間、漁船でたく火。ぎょか。
いざ‐うれ
[感]《「うれ」は「おれ(己)」の音変化。近世は「いさうれ」とも》人に誘いかけるときに用いる語。さあ。いざ。いぞうれ。「—、さらばおれら死途(しで)の山の供せよ」〈平家・一一〉
いざ‐かし
[感]《「かし」は終助詞》相手に何かをしようと誘いかける語。さあ。「—、ねぶたきに、とのたまへば」〈源・若紫〉
いざ‐や
[感]《「や」は間投助詞》誘いかけるときに用いる語。さあ。いざ。「信頼、義朝おつるなり。—とどめん」〈平治・中〉