もて‐なら・す【もて馴らす】
[動サ四]持ってなれるようにする。使い慣らす。「—・し給ひし御調度ども」〈源・須磨〉
もの‐の‐ぐ【物の具】
1 道具。調度品。「—をだにとらず、深くかくれにけり」〈宇治拾遺・九〉 2 武具。兵具。特に鎧(よろい)をいう。また、武者がそれを身につけること。「我とおもはん者共は皆—して馳せ参れ」〈平家・二...
もん‐よう【文様/紋様】
調度・器物・衣服などの表面に装飾された図形。同じ図柄の反復繰り返しによって構成されるものをいうことが多い。模様。
やす‐らか【安らか】
[形動][文][ナリ] 1 穏やかで変わったことのないさま。平安なさま。「—な旅路を祈る」 2 何の心配も悩みもないさま。「—な眠りにつく」 3 わかりやすいさま。平易なさま。「文字の意味—にし...
やたい‐びき【屋台引き】
日本画の技法の一。建物・調度などを描くとき、溝のある定規(じょうぎ)の溝に沿って直線を引くこと。
やま‐がき【山柿】
カキノキ科の落葉高木。山地に自生し、葉は広楕円形で互生。6月ごろ、黄緑色の花が咲き、果実は小さく渋い。カキの原種といわれ、台木として利用。老木の心材は黒く、調度品に用いる。
ゆうそく‐もんよう【有職文様】
平安時代以来、公家階級で装束・調度などに用いられた伝統的文様。他の分野の文様と区別して、近世以降この名でよばれる。小葵(こあおい)・窠文(かもん)・幸菱(さいわいびし)・三重襷(みえだすき)・唐...
ゆ‐たん【油単】
1 ひとえの布や紙に油をしみ込ませたもの。湿気や汚れを防ぐため、調度や器物の覆いまたは敷物・風呂敷などに用いた。 2 たんす・長持(ながもち)などを覆う布。ふつう、木綿で作られ、定紋や唐草などを...
ゆみや‐だい【弓矢台】
「調度懸(ちょうどが)け3」に同じ。
よそい【装い/粧い】
[名](スル) 1 身なりを整えたり、身を飾ったりすること。また、その装束や装飾。「農家の婦人の—したる媼ありて」〈鴎外訳・即興詩人〉 「何ばかりの御—なく、うちやつして」〈源・花散里〉 2 ...