えん‐しゅう【怨讐】
うらんでかたきとすること。うらみのあるかたき。おんしゅう。
おん‐しゅう【怨讐】
うらんでかたきとすること。えんしゅう。「天下大いに乱れて、父子兄弟—を結び」〈太平記・二七〉
おん‐しゅう【恩讐】
恩義と、うらみ。情けと、あだ。「—を越えて」
きゅう‐しゅう【仇讐】
あだ。かたき。仇敵。
こう‐しゅう【寇讐】
敵。かたき。「烈士は扼腕空しく—の手に委し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
こく‐しゅう【国讐】
国のかたきであるもの。
し‐しゅう【私讐】
個人的な恨み。私怨(しえん)。
しゅう【讐】
[音]シュウ(シウ)(漢) [訓]あだ 1 あだ。かたき。「讐敵/怨讐(えんしゅう・おんしゅう)・恩讐・復讐」 2 二人で読み比べて字句の誤りを正す。「讐校」 [補説]「讎」は異体字。
ビュシーダンボアのふくしゅう【ビュシーダンボアの復讐】
《原題The Revenge of Bussy D'Ambois》チャップマンによる戯曲。1610年頃初演。1613年刊。1604年頃に初演された「ビュシーダンボア」の続編。
ふく‐しゅう【復讐】
[名](スル)かたきうちをする。仕返しをする。報復。「—する機会を待つ」