さい【材/財】
〈材〉⇒ざい 〈財〉⇒ざい
さい‐ふ【財布】
金銭を入れて持ち歩く革や布などで作った袋。かねいれ。古くは金袋(かねぶくろ)・銭袋(ぜにぶくろ)とよぶ布製の長方形の袋を用い、ひもでくくって首などから下げたりした。「—と相談して買うかどうか決める」
さいふ‐じり【財布尻】
財布の底。また、財布の中に残った金銭。「まして—を握っていて見れば」〈紅葉・二人女房〉
財布(さいふ)と相談(そうだん)
⇒懐と相談
財布(さいふ)の口(くち)を締(し)・める
「財布の紐(ひも)を締める」に同じ。
財布(さいふ)の尻(しり)を押(お)さ・える
「財布の紐(ひも)を握る」に同じ。
財布(さいふ)の底(そこ)をはた・く
持っている金を全部使ってしまう。「—・いて手に入れた絵」
財布(さいふ)の紐(ひも)が堅(かた)・い
簡単には金を使わない。むだづかいをしない。「庶民の—・くなる」
財布(さいふ)の紐(ひも)が長(なが)・い
なかなか財布から金を出さない意で、けちで金を出し渋ること。
財布(さいふ)の紐(ひも)が緩(ゆる)・む
必要以上に金を使う。むだ遣いをする。「甘い物の店の前ではつい—・む」