かんめ‐づつ【貫目筒】
嘉永年間(1848〜1854)日本で鋳造された円筒形の火砲。弾丸の重量によって百目玉筒・五貫目玉筒などといった。
かん‐もん【貫文】
「貫(かん)2」に同じ。
かん‐りゅう【貫流】
[名](スル)川などが貫いて流れること。「平野の中央を—する川」
かん‐ろく【貫禄】
からだつきや態度などから感じる人間的重みや風格。身に備わった威厳。時に、「見かけは貫禄たっぷりだけどね」のように肥っていることをからかって、また、ばかにして使うことがある。「—がつく」「—がある...
つな‐ぬ・く【貫く】
[動カ四]「つらぬく」に同じ。「形代(かたしろ)が首を切って剣の先に—・き給へば」〈謡・調伏曽我〉
つら‐ぬき【貫き/頰貫】
1 毛皮製の浅沓(あさぐつ)。袋状に作り、縁に貫緒(ぬきお)を通して、足の甲の上で引き締めて結ぶところからいう。武士・犬飼い・猟師などが用いた。つなぬき。 2 雨や雪の日に用いた皮革製のくつ。
つらぬき‐とお・す【貫き通す】
[動サ五(四)] 1 物の端から端まで、また反対側まで突き抜いて通す。「釘(くぎ)が板を—・す」 2 最初の考えや態度を変えることなく最後まで持ち続ける。「信念を—・す」
つら‐ぬ・く【貫く】
[動カ五(四)] 1 こちら側から反対側まで突き通る。貫通する。「弾丸が壁を—・く」 2 端から端まで通る。貫通する。「川が町を—・いて流れる」「鋭い痛みが全身を—・く」 3 考えや態度などを変...
つらゆきしゅう【貫之集】
紀貫之の家集。成立年は未詳で、10世紀中頃とされる。三十六人集の一つ。
ぬき【貫】
柱と柱、束(つか)と束の間を横に貫いてつなぐ材。位置により頭貫(かしらぬき)・内法貫(うちのりぬき)・地貫(じぬき)などとよぶ。貫木(ぬきぎ)。「—を渡す」