パンドラ‐アイランド【パンドラ・アイランド】
大沢在昌の長編小説。平成14年(2002)から翌年にかけて新聞紙上で連載された「海と拳銃」を改題し、平成16年(2004)に刊行。第17回柴田錬三郎賞受賞。
パークライフ【パーク・ライフ】
吉田修一の恋愛小説。日比谷公園を舞台に男女の人間関係を描く。平成14年(2002)発表。同年、第127回芥川賞受賞。
ひえん‐そう【飛燕草】
キンポウゲ科の越年草。高さ30〜90センチ。葉は分裂し、裂片は線形。初夏、青・紫色で距(きょ)をもつ花が総状に咲く。南ヨーロッパの原産で観賞用。デルフィニウム。ちどりそう。
ひおうぎ‐がい【檜扇貝】
イタヤガイ科の二枚貝。海底の岩石に足糸(そくし)で固着する。貝殻は円形で、殻長9センチくらい。殻表に太い放射状の肋(ろく)があり、色彩は赤褐・紫・黄・橙色など個体により変化がある。房総半島以南に...
ひかり【光】
日野啓三の近未来SF小説。平成7年(1995)刊行。第47回読売文学賞小説賞受賞。
ひかりいだくともよ【光抱く友よ】
高樹のぶ子の小説。優等生と不良という対照的な二人の女子高生の交流を描く。昭和58年(1983)発表。同年、第90回芥川賞受賞。平成18年(2006)テレビドラマ化。
ひかりしゅうはすう‐コム【光周波数コム】
《コムcombは櫛の意》光の周波数スペクトルを櫛の歯状に分割したもの。また、その光の信号。超短パルスレーザーのパルス列や、異なる周波数の強い光が相互作用する非線形的な効果を用いることで生成する。...
ひかりとかげ【光と影】
渡辺淳一の短編小説。第18代内閣総理大臣、寺内正毅(まさたけ)をモデルとした作品。昭和45年(1970)発表。同年、第63回直木賞受賞。
ひかりとかぜとゆめ【光と風と夢】
中島敦の中編小説、および同作を表題作とする小説集。昭和17年(1942)、「文学界」誌に掲載され、第15回芥川賞候補作となる。作品集は同年の刊行で、ほかに「山月記」「斗南先生」などの作品を収める。
ひかりのなかに【光の中に】
金史良の短編小説。東京帝国大学留学中の昭和14年(1939)、同人誌「文芸首都」に発表した日本語作品。翌年、芥川賞候補となり注目を浴びた。