もうひとりのひと【もう一人のヒト】
飯沢匡の戯曲。3幕。昭和45年(1970)、劇団民芸により初演。同年、第6回小野宮吉戯曲平和賞受賞。
もうりょうのはこ【魍魎の匣】
京極夏彦の長編小説。平成7年(1995)刊。憑(つ)き物落としの京極堂こと中禅寺秋彦が活躍する怪奇ミステリー。平成8年(1996)、第49回日本推理作家協会賞受賞。平成19年(2007)原田真人...
もきちばんねん【茂吉晩年】
北杜夫による斎藤茂吉の評伝。「青年茂吉」「壮年茂吉」「茂吉彷徨」に続く茂吉評伝四部作の最後の作品。平成10年(1998)刊。同年、第25回大仏次郎賞を受賞。
もきちほうこう【茂吉彷徨】
北杜夫による斎藤茂吉の評伝。平成8年(1996)刊。茂吉評伝四部作の第3作。この四部作により、平成10年(1998)第25回大仏次郎賞を受賞。→青年茂吉 →壮年茂吉 →茂吉晩年
もくじのせかい【杢二の世界】
笠原淳の短編小説。昭和58年(1983)発表。同年、第90回芥川賞受賞。
もずく【水雲/海蘊】
モズク科の褐藻。静かな内湾のホンダワラ類に着生し、春から初夏にかけ繁茂。茶色で柔らかく、糸状で、よく分枝して房のように見え、ぬるぬるしている。酢の物にして賞味。もぞく。もくず。もぞこ。《季 春》...
も…たり
(「も」「たり」の前には同じ動詞を繰り返す) 1 ある動作・行動の度合いが並み外れていることに対して、驚きや感動の意を表す。「撮りも撮ったり、フィルム2000本」 2 「…も…たり、…も…たり」...
モッキングバードのいるまち【モッキングバードのいる町】
森礼子の短編小説。米国で暮らす日本人妻の愛と孤独を描く。昭和54年(1979)発表。同年、第82回芥川賞受賞。
もっこう‐ばら【木香薔薇】
バラ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。とげはなく、葉は楕円形の3〜5枚の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ開花し、花は淡黄色のものと、白色の八重咲きで芳香をもつものとがある。中国の原産で、日本には...
もて‐あそび【弄び/玩び/翫び】
1 もてあそぶこと。また、そのもの。おもちゃ。「子安貝や、椿の実や、小さいときの—であったこまこました物が」〈中勘助・銀の匙〉 2 心の慰めとする相手。遊び相手。「この宮ばかりをぞ—に見奉り給ふ...