えん【鉛】
[常用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]なまり 1 なまり。「鉛管・鉛錘・鉛毒・鉛版」 2 おしろい。「鉛白・鉛粉」 3 なまりに似た物質。「鉛筆/亜鉛・黒鉛・蒼鉛(そうえん)」
えん‐えん【焔焔/燄燄】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 火が燃えはじめて、まだ火勢の強くない状態。 2 「炎炎(えんえん)1」に同じ。「—として燃え上る、猛火の勢いすさまじく」〈逍遥・当世書生気質〉
えんか‐カリウム【塩化カリウム】
カリウムと塩素の化合物。無色の等軸晶系の結晶。工業的にはカーナライトなどから分別結晶で得られ、天然にはカリ岩塩(シルビン)として産し、海水中に少量存在する。化学的性質は塩化ナトリウムに似る。カリ...
えんかく‐さよう【遠隔作用】
1 空間を隔てた二つの物体間に働き、途中の媒質に何ら変化を残すことなく瞬間的に伝わる作用。現在、物理学上の基本的な力は、遠隔作用でなく、すべて近接作用と考えられている。 2 ⇒他感作用
えんかビニル‐かん【塩化ビニル管】
硬質の塩化ビニル樹脂でできた配管材料。腐食に強く、さびが生じないため、通気、給排水用の管をして広く用いられる。塩ビ管。塩ビパイプ。
えんかビニル‐じゅし【塩化ビニル樹脂】
塩化ビニルを重合させた合成樹脂の総称。硬質のものはパイプ・板などに、軟質のものは塗料・電線被覆・フィルム・レザーなどに使用。
えんかぶつ‐せん【塩化物泉】
泉質の一。ナトリウムイオンと塩化物イオンを主成分とする温泉。神経痛・冷え性などに効く。食塩(塩化ナトリウム)を含むことから食塩泉ともいう。
えん‐き【塩基】
1 水溶液中で水素イオンを受け取り、水酸イオンを生じる物質。酸と反応して塩を生じる。 2 核酸の塩基性成分。DNA・RNAを構成する、窒素を含む複素環式化合物。プリン塩基のアデニン・グアニン、ピ...
えんき‐せい【塩基性】
塩基としての性質を示すこと。水溶液では水素イオン指数(pH)が7より大きいときをいい、酸を中和し、赤色リトマスを青変させる。ふつうアルカリ性と同義。⇔酸性。
エンケファリン【enkephalin】
脳のほか脳下垂体・脊髄・副腎髄質などに分布し、モルヒネ受容体と結合して鎮静作用を生じるペプチド。アミノ酸5個からなり、2種が知られている。