あか‐ゆき【赤雪】
極地や高山の氷河・残雪の表面に、微小な藻類が多量に繁殖して赤色になったもの。また、火山の噴煙や、春先に中国大陸からの黄砂に混じって降る雪。紅雪(こうせつ)。せきせつ。
せき‐せつ【赤雪】
⇒あかゆき
あか‐ら【赤ら】
[名] 1 《飲めば顔が赤くなるところから》酒。あか。「—呑(の)め」〈浮・二十不孝・五〉 2 他の語の上に付いて複合語をつくる。 ㋐赤みを帯びているさまを表す。「—顔」 ㋑《上代語》つやつや...
あから‐おとめ【赤ら少女】
ばら色の肌をした美しい少女。「—を誘(いざ)ささば良らしな」〈記・中・歌謡〉
あから‐おぶね【赤ら小舟】
赤く塗った舟。「沖行くや—につと遣(や)らばけだし人見て開き見むかも」〈万・三八六八〉
あか‐らか【赤らか】
[形動ナリ]赤みを帯びたさま。赤く照り輝くさま。「紅といふものいと—にかいつけて、髪けづりつくろひ給へる」〈源・常夏〉
あから‐がお【赤ら顔/赭ら顔】
赤みを帯びた顔。日焼け・酒焼けなどで赤らんだ顔、また血色のいい顔などにいう。
あから‐がしわ【赤ら柏】
1 葉が赤みを帯びた柏。供物を盛る具。 2 《供物を1に盛るところから》京都の北野天満宮の11月1日の祭り。6月には青柏祭がある。
あか‐らく【赤楽】
楽焼(らくや)きの一。素地に酸化鉄の粘土を塗って赤色をつけ、透明の釉(うわぐすり)をかけて焼いたもの。古くは、赤土に白釉(はくゆう)をかけて焼いた。
あから‐け・し【赤らけし】
[形ク]赤みを帯びているさま。 [補説]「あからけみ」の用例しかみられない。