わび‐こと【侘び事】
1 思いわずらう事柄。「あやしとや人は見るらむ—をたてぬきにして織る身と思へば」〈散木集・九〉 2 嘆願すること。「両方の—入り乱れて、親方駆け付け」〈浮・一代男・七〉
わ‐ぼうちょう【和包丁】
主に日本料理で使われる包丁。出刃包丁や刺身包丁など。→洋包丁
草鞋(わらじ)を脱(ぬ)・ぐ
1 旅を終える。 2 旅の途中で宿泊する。旅宿に落ち着く。 3 各地を転々とするばくち打ちなどが、ある土地に来て一時身を落ち着ける。
わら‐やき【藁焼き】
1 収穫したあとの田で、稲藁を燃やすこと。 2 カツオのたたきをつくる際に、束にした藁に火をつけて身の表面をあぶること。→叩き3
わらわ‐すがた【童姿】
元服前の子供の姿。子供の身なり。わらべすがた。「この君の御—、いと変へまうくおぼせど」〈源・桐壺〉
わらわ‐ずいじん【童随身】
随身をつとめる子供。「河原の大臣(おとど)の御例をまねびて—を賜はり給ひける」〈源・澪標〉
わりだけがた‐せっかん【割(り)竹形石棺】
古墳時代の石棺の一。竹を縦に二つに割ったような形に中をくり抜いて作ったもので、身と蓋(ふた)とからなる。
わる・い【悪い】
[形][文]わる・し[ク] 1 人の行動・性質や事物の状態などが水準より劣っているさま。 ㋐質が低い。下等である。「成績が—・い」「画質の—・いテレビ」⇔よい。 ㋑能力が劣っている。下手である。...
われ【我/吾】
[代] 1 一人称の人代名詞。わたくし。わたし。「—は海の子」 2 反射代名詞。その人自身。自分自身。おのれ。「—を超越する」 3 二人称の人代名詞。おまえ。なんじ。「そりゃ—が勝手了簡の聞き損...
我(われ)か人(ひと)か
自分なのか他人なのか判然としないさま。自分を失っているさま。「あまびこのおとづれじとぞ今は思ふ—と身をたどる世に」〈古今・雑下〉