つい‐ぶ【追捕】
[名](スル) 1 賊や罪人などを追いかけて捕らえること。ついほ。 2 奪い取ること。没収すること。ついほ。「僧坊民屋を—し、財宝をことごとく運び取って後」〈太平記・八〉
ついぶ‐し【追捕使】
平安時代、治安を乱す者の逮捕・鎮圧に任命された官。国司・郡司の中から武勇の者が選ばれた。初め臨時の官であったが、のちには常置となった。
つい‐ほ【追捕】
[名](スル) 1 「ついぶ(追捕)1」に同じ。「—せらるる者の如く」〈織田訳・花柳春話〉 2 「ついぶ(追捕)2」に同じ。「其の家に乱入し、資財雑具を—し」〈平家・一〉
つい‐ほ【追補】
[名](スル)出版物などで、不足や脱落の箇所を、あとから補うこと。また、その部分。補遺。「百科事典の項目を—する」
つい‐ほう【追放】
[名](スル) 1 不要または有害なものとして、その社会から追い払うこと。「悪書を—する」 2 危険人物または不法入国者を国外に退去させること。 3 公職・教職などからしりぞけ、それらへの就職を...
ついほう【追放】
《原題、(フランス)Exil》サンジョンペルスの詩。米国に亡命した筆者が1942年に発表した作品。別邦題「流謫(るたく)」。
つい‐ぼ【追慕】
[名](スル)死者や遠く離れて会えない人などを、なつかしく思うこと。「亡き夫を—する」
つい‐やく【追約】
一つの契約に伴って成立する契約。例えば、本契約に伴って、質・抵当・保証を設定する契約など。
つい‐ろく【追録】
[名](スル)すでに書かれているものに、あとから書き加えること。また、書き加えたもの。「補助注記を—する」
な‐やらい【追儺】
追儺(ついな)。鬼やらい。「滝口も—果てけるままに、皆まかでてけり」〈紫式部日記〉