こ‐ちょう【枯腸】
1 飢えてひからびた腹。「人の生ける肉をくらい…逆境に暴(さら)されたりし—を癒やさん」〈紅葉・金色夜叉〉 2 詩情の乏しいこと。
枯木(こぼく)に花(はな)開(ひら)く
老人や逆境にある者が、思いがけない幸福にあうことのたとえ。また、ありそうもないことが実現することのたとえ。枯れ木に花。枯木栄(えい)を発(はっ)す。
サバイバー【survivor】
生存者。生き残った人々。遺族。また、逆境に負けない人。
しんようわかしゅう【新葉和歌集】
南北朝時代の準勅撰和歌集。20巻。宗良(むねなが)親王撰。弘和元=永徳元年(1381)成立。歌数約1420首。元弘(1331〜1334)以来の南朝方の撰歌集。逆境にあって、悲憤の感慨を詠んだ歌が多い。
じゅん‐きょう【順境】
物事が都合よく運んでいる境遇。「—のうちに育つ」⇔逆境。
ふみ‐こた・える【踏み堪える】
[動ア下一][文]ふみこた・ふ[ハ下二] 1 足をふんばってこらえる。「土俵際で—・える」 2 逆境の中で、がんばりつづける。「倒産の危機をなんとか—・える」
め・げる
[動ガ下一][文]め・ぐ[ガ下二] 1 気力が失われる。負ける。ひるむ。「逆境にも—・げずがんばる」「へまをやらかしてすっかり—・げる」 2 こわれる。欠け損じる。「かやうの類ごろつきて—・げる...
ろぼうのいし【路傍の石】
山本有三の小説。昭和12〜15年(1937〜1940)発表。官憲の干渉により中絶、未完。逆境にある少年愛川吾一が、誠実に生きていく姿を描く。 田坂具隆監督による映画の題名。出演、片山明彦、滝...