ぎゃっ‐コース【逆コース】
1 普通と逆の道順。 2 社会の進歩、時代の流れに逆らう動き。昭和26年(1951)ごろから、復古調を皮肉って使われだした語。
げき【逆】
⇒ぎゃく
げき‐らん【逆乱】
為政者などにそむいて乱を起こすこと。反乱。謀反。ぎゃくらん。「保元の—に御方(みかた)に参りて」〈盛衰記・三八〉
ぎゃく‐りょ【逆旅】
⇒げきりょ(逆旅)
げき‐りょ【逆旅】
《「逆」は迎えるの意。「ぎゃくりょ」とも》 1 旅客を迎える所。宿屋。旅館。 2 旅をすること。旅。「—にして友なき哀れには、なにとなく心細き空に思ひしられて」〈海道記〉
げき‐りん【逆鱗】
《竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事から》天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。
逆鱗(げきりん)に触(ふ)・れる
天子の怒りに触れる。また、目上の人を激しくおこらせる。 [補説]「天子や目上の人を怒らせる」意であるから、自分や目下の人について使うのは誤り。
げき‐るい【逆類】
謀反を起こした人々。ぎゃくるい。「星旗電戟(でんげき)の威、—勝つに乗るに似たり」〈盛衰記・三〇〉
げき‐ろう【逆浪】
さかまく波。世の中が乱れていることのたとえにもいう。ぎゃくろう。「この宮ぞ、誠に四海の—をも静められて」〈太平記・三四〉
さか【逆/倒】
1 さかさま。ぎゃく。反対。「開けた儘の一頁を—に三四郎の方へ向けた」〈漱石・三四郎〉 2 名詞や動詞の上に付いて、さかさま、ぎゃく、反対の意を表す。「—波」「—うらみ」「—のぼる」