もの‐たち【物裁ち】
1 布地を裁つこと。また、布を裁って縫うこと。裁縫。「—などするねび御達」〈源・野分〉 2 「物裁ち刀」の略。
もの‐の‐あわれ【物の哀れ】
1 本居宣長が唱えた、平安時代の文芸理念・美的理念。対象客観を示す「もの」と、感動主観を示す「あわれ」との一致するところに生じる、調和のとれた優美繊細な情趣の世界を理念化したもの。その最高の達成...
もの‐の‐じょうず【物の上手】
芸能の名人。芸道の達人。「況や守(かみ)、本より—にて」〈今昔・二八・四〉
もの‐の‐ほん【物の本】
1 その方面についての事柄が書かれている本。「—によると」 2 本の総称。書物。「東京の—など書く人達は」〈左千夫・隣の嫁〉 3 江戸中期以後、物語類の書物をいう。 4 学問的な内容の書物。草紙...
ものべ‐がわ【物部川】
高知県東部を流れる川。四国山地中央部の白髪(しらが)山東斜面に源を発して南西流し、穀倉地帯の香長(かちょう)平野(高知平野東半部)を流れ香南(こうなん)市吉川(よしかわ)で土佐湾に注ぐ。長さ71...
もの・みる【物見る】
[動マ上一]見物する。「宮の御達、蔵人もみな—・みむとてまかでぬ」〈落窪・三〉
もばら【茂原】
千葉県中東部の市。九十九里浜の海産物を扱う市場町として発展。天然ガスを産し、工業も発達。人口9.3万(2010)。
モモ【MOMO】
日本の民間企業インターステラテクノロジズ社が開発した観測ロケット。全長8.5メートル、重量900キログラム。液体ロケットであり、エタノールと液体酸素を用いる。令和元年(2019)5月4日にMOM...
ももやま‐ぶんか【桃山文化】
桃山時代の文化。美術史では安土時代をも含める。長い戦国争乱の状態から急速に統一が達成され、自由闊達(かったつ)な人間中心の文化が展開。雄大な城郭・社寺などが造営され、内部を飾る華麗な障屏画(しょ...
モラトリアム‐にんげん【モラトリアム人間】
年齢では大人の仲間入りをするべき時に達していながら、精神的にはまだ自己形成の途上にあり、大人社会に同化できずにいる人間。