クイクイルコ‐いせき【クイクイルコ遺跡】
《Cuicuilco》メキシコ、メキシコシティー南部にある古代遺跡。紀元前にさかのぼる、メキシコ高原最古の遺跡として知られる。紀元150年から200年にかけて起きたシトレ火山の噴火により滅亡。
クイ‐ニョン【Quy Nhon】
ベトナム南部、ビンディン省の都市。同省の省都。南シナ海に面し、港湾をもつ。チャンパー王国時代の遺跡があるほか、中国明代の武将、鄭和率いる大船団の寄港地となった。近年、海岸保養地としての開発が進め...
クエラップ【Kuelap】
ペルー北部の都市チャチャポヤスの南西郊にある先インカ期の遺跡。アンデス山脈中、標高約3000メートルの山上に位置する。9世紀から15世紀までの、チャチャポヤス文化時代の都があった地であり、堅固な...
くさどせんげんちょう‐いせき【草戸千軒町遺跡】
広島県福山市草戸町の芦田川河川敷で昭和36年(1961)の発掘調査により確認された中世の集落遺跡。港町ないし市場町と推定され、延宝元年(1673)まで数度にわたり水没。木簡・呪符なども発見され、...
クサンテン【Xanten】
ドイツ北西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。オランダとの国境に近く、ライン川沿いに位置する。古代ローマ時代の軍事拠点に起源し、植民都市となった。20世紀に復元された円形劇場の遺跡がある。
クサントス【Xanthos/Ξάνθος】
小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの南西約110キロメートルに位置する。古代リキア王国の首都として栄え、当時はアリナと呼ばれた。紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシア、前1...
クスコ【Cuzco/Cusco】
ペルー南部の都市。アンデス山中、標高約3400メートルの高地にある。インカ帝国の首都として栄え、太陽神の神殿跡など多数の遺跡が残る。1983年「クスコの市街」として世界遺産(文化遺産)に登録された。
クズル‐アウル【Kızıl Avlu】
トルコ西部の都市ベルガマ(古代都市ペルガモン)にある遺跡。元は紀元2世紀、古代ローマ帝国のハドリアヌスの時代にエジプトの神々を祭る神殿として建造。東ローマ帝国時代にキリスト教の聖堂に改修された。...
クセルクセス‐もん【クセルクセス門】
《Xerxes' gateway》アケメネス朝ペルシアの都市遺跡ペルセポリスにある門。ダレイオス1世の息子、クセルクセス1世が建造。「万国の門」ともよばれる。高さ約10メートルの側柱や人面有翼獣...
クチャ【Kucha】
中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の都市。天山南道の要衝に位置し、漢代にはオアシス都市国家として栄え、亀玆(きじ)の名で知られていた。仏教文化が栄え、多数の遺跡がある。 [補説]「庫車」とも書く。