りょうせい‐すいさんかぶつ【両性水酸化物】
酸に対しては塩基性、塩基に対しては酸性を示す水酸化物。水酸化アルミニウムなど。
りょうせい‐でんかいしつ【両性電解質】
酸性溶液中では塩基、塩基性溶液中では酸として作用する電解質。水酸化アルミニウム・水酸化亜鉛やアミノ酸・たんぱく質など。
りょう‐てっこう【菱鉄鉱】
炭酸鉄を主成分とする鉱物。多く菱面体の結晶をなし、三方晶系。淡黄色・褐色などでガラス光沢がある。鉄の原料鉱石。炭酸鉄鉱。シデライト。
りょくえん‐こう【緑鉛鉱】
鉛の塩化物・燐酸塩を主成分とする鉱物。柱状の結晶をなし、六方晶系。緑・黄褐色で樹脂光沢がある。鉛鉱床の酸化帯に二次的に生じる。
りょくせん‐せき【緑閃石】
角閃石類の一。カルシウム・マグネシウム・鉄を含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。緑色、半透明でガラス光沢がある。単斜晶系。低い変成度の緑色片岩中に産する。陽起石。アクチノ閃石。
りょくちゅう‐せき【緑柱石】
ベリリウムとアルミニウムとの珪酸塩(けいさんえん)鉱物。六方晶系に属し、六角柱状の結晶をなす。無色や緑色・青色などでガラス光沢をもつ。緑色透明のものはエメラルド、青色透明のものはアクアマリンとよ...
りょくでい‐せき【緑泥石】
黒雲母(くろうんも)に似た組成をもつ複雑な層状の結晶構造の珪酸塩(けいさんえん)鉱物。単斜晶系。緑色ないし黒緑色で、ガラス光沢または真珠光沢があり、うろこ状・葉片状をなす。低温でできた変成岩、続...
りょく‐ばん【緑礬】
硫酸鉄(Ⅱ)の七水和物の俗称。
りょく‐べん【緑便】
乳児が消化不良などのときにする緑色の大便。胆汁色素のビリルビンが酸化したビリベルジンという色素による。緑色便。
りょく‐ゆう【緑釉】
陶磁器の釉(うわぐすり)の一。鉛釉(えんゆう)の一種で発色剤の銅の酸化により、鮮やかな緑色を呈する。西洋・東洋で紀元前後から使用される。