りんさん‐コデイン【燐酸コデイン】
コデインの燐酸塩。鎮痛・鎮咳(ちんがい)薬に用いる。
りんさん‐ソーダ【燐酸ソーダ】
⇒燐酸ナトリウム
りんさん‐ナトリウム【燐酸ナトリウム】
燐酸の三ナトリウム塩。無色または白色の結晶。三方晶系。燐酸に多量の水酸化ナトリウムを加え、蒸発乾固すると無水和物が得られる。通常、室温で12水和物となる。水によく溶け、強アルカリ性を示す。洗剤、...
りんさん‐ひりょう【燐酸肥料】
燐酸塩の形で燐を多く含む肥料。過燐酸石灰・燐酸アンモニウム・骨粉・しめかすなど。燐肥。
りん‐ししつ【燐脂質】
《phospholipid》複合脂質の一つ。分子内に燐酸基をもち、脂肪酸・グリセリンまたはアミノアルコールなどを含む。細胞膜・核膜などを構成する基本物質。ホスファチド。
りん‐たんぱくしつ【燐蛋白質】
リン酸基と結合した複合たんぱく質の総称。細胞内に広く存在し、牛乳に含まれるカゼイン、鶏の卵黄に含まれるビテリンなどが知られる。ホスホプロテイン。
りん‐ぴ【燐肥】
「燐酸肥料」の略。
ルイス‐えんき【ルイス塩基】
米国の物理化学者G=ルイスが定義した塩基。共有結合に使われず、供与できる電子対を少なくとも一つもっている原子・分子・イオン。電子対供与体。⇔ルイス酸。
ルイス‐さん【ルイス酸】
米国の物理化学者G=ルイスが定義した酸。少なくとも一つの電子対を受けいれられる空の電子軌道をもつ原子・分子・イオン。電子対受容体。⇔ルイス塩基。
ルクランシェ‐でんち【ルクランシェ電池】
炭素棒を正極、亜鉛棒を負極、塩化アンモニウムを電解液とし、減極剤に二酸化マンガンを用いた電池。起電力は1.5ボルト。1868年にフランスのルクランシェ(G.Leclanché)が発明。乾電池はこ...