なべ‐とり【鍋取り】
1 つるのない鍋・釜を火から下ろすとき、両手に持って縁をつかむためにわらで作った道具。鍋・釜の下にも敷いた。 2 《形が1に似ているところから》冠の老懸(おいかけ)の異称。
なんぶ‐がま【南部釜】
盛岡一帯で鋳造される茶の湯釜。延宝(1673〜1681)ごろに京都の釜師小泉仁左衛門清行が盛岡に移り、黒木山の鉄、北上川の砂鉄で鋳造を開始したとされる。
にしざわ‐けいこく【西沢渓谷】
山梨県山梨市の北部にある渓谷。笛吹川上流の渓谷で、全長5.5キロメートルにわたり、連続した滝や大きな甌穴(おうけつ)などが見られる。特に、5段になって流れ落ちる「七ツ釜(ななつがま)五段の滝」は...
ね‐こそげ【根刮げ】
「ねこそぎ」に同じ。「この大釜に一歩一杯ほしや、—にすます事ぢゃ」〈浮・胸算用・三〉
は【羽】
1 鳥・虫などのはね。「尾—打ち枯らす」「—うちわ」「空蝉の—にをく露の木隠れて忍び忍びに濡るる袖かな」〈源・空蝉〉 2 矢につける鳥のはね。方向を固定する役割をする。矢羽根。「鷹(たか)の—の...
は‐おち【羽落ち】
茶釜で、胴と底との間の羽を欠いたもの。また、その部分の名。
は‐がま【羽釜/歯釜】
かまどにかけるために、まわりにつばをつけた飯炊き釜。
はしの‐てっこうざん【橋野鉄鉱山】
岩手県釜石市北西部にある、鉄鉱石の鉱山跡。採掘場・運搬路・高炉場から成る。国指定史跡の高炉跡は、現存する最古の洋式高炉跡。平成27年(2015)、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭...
はしらかし‐じる【走らかし汁】
実をちょっと浮かし、ざっと煮立てただけの手軽な汁。また、味噌だけで実のない汁。「一つ釜の加賀米に—」〈浮・織留・一〉
はつ‐がま【初釜】
茶道で、新年に初めて炉に釜をかけ、茶事を行うこと。また、その釜。初茶の湯。《季 新年》「—のはやくも立つる音なりけり/敦」